新学期が始まりバタバタしている中
足音を立てて近づいてくるのが
学級懇談会
懇談会って何話すんですか?
なんか、堅苦しいイメージ・・・
たしかに保護者側は教師が興味ない話を延々としていると
苦痛で仕方がないですよね
ぼくも初めての学級懇談会は緊張して何を話したか全く覚えていません・・・
しかし、2回目からは保護者に
1年間楽しめそう!
こんな懇談会初めて!
と言われるようになりました
たまたまかもしれませんが、一つの案としてぜひ知っておいてください
全体の流れを考えましょう!
まずは、何事も計画が大事です
学級懇談会は
① どのような流れで
② どのような内容を
③ どのような形態で
行うのかをイメージして計画しなければなりません。
まずは自分が伝えたいことは何か軸をはっきりさせることが大切です
初任で1年目の先生でも、担任ならいきなり一人で司会進行・説明をします
学年の先生と共通して保護者に伝えないといけないことがあれば、事前に確認して準備しましょう!
懇談の流れ(例)
そもそも懇談を行う理由って何でしょう?
僕が考えるに
保護者との距離を近づける
保護者の信頼を得るきっかけづくり
ではないかと考えています
それを踏まえて
- ① 自己紹介
- ② 子どもたちの印象・子どもたちの様子
- ③ 学級経営の方針
- ④ 学級経営で大切にしていること
- ⑤ 持ち物や宿題について
- ⑥ 一緒に子どもたちを見守り、温かい目で成長を見守りましょう
- ⑦ 年間行事予定の確認
- ⑧ 保護者参加型学級懇談会
ぼくも教えてもらってなのですが、この流れで行っています
各項目の詳細を説明します
自己紹介
4月の懇談では、担任のことを少しでも知りたいはずです
アイスブレイクも兼ねて
教師になったきっかけ(教育に対する想いを)
年齢や生い立ち、趣味、特技、影響を受けた言葉などを、
冗談や笑いを交えて簡単にスライドなどで紹介します
親近感がわくきっかけになるのではと思います
子どもたちの印象・子どもたちの様子
始業式の様子や、教室での第一印象などを伝えられるといいですね!
また懇談の日程によりますが、
係活動やそうじ、給食の準備をがんばっている様子、
20分休みでみんなで元気に遊んでいる様子など
参観だけではわからない、子どもたちの様子を伝えられるとさらにgoodですね!
ここで写真や動画があると話しやすいです
学級経営の方針・大切にしていること
始業式の日に、子どもたちに話したことを保護者にも伝えましょう
またなぜそのような方針なのか
なぜ大切にしているのかを具体的に説明すると保護者もイメージしやすいと思います
持ち物や宿題について
学年によって必要になってくる持ち物があると思います
改めて伝えておきましょう
また、学校にもってきていいもの、ダメなものの共通理解をしておくと
子どもに対しても指導しやすいと思います
ぼくは宿題についてここで相談します
多めがよいのか、少ないほうがよいのか
音読のやり方など、学校の認識との差をなるべく埋めたいなと思っています
一緒に子どもたちを見守り、温かい目で成長を見守りましょう
どんなに教育のプロでも子供の生活を把握できるのは学校にいるわずかの時間だけです
そのため、家庭との連携が大切になってきます
家に帰ってからの子どもの言動や様子で何か変わったことや気になることがあったら
すぐに伝えてほしいと言っておきましょう!
また同じく学校でそのようなことがあれば、こちらからも伝えますと
連携できるようにしておきましょう
年間行事の確認
運動会や、参観、保護者会など保護者に来てもらう必要がある日
また、特別に準備するものがある日
長期休業の予定(登校日など)は早めに伝えておきましょう
ご家庭での予定が立てやすくなるはずです
保護者同士のアイスブレイク
大規模校だと保護者同士も初めましてのことがありますよね
そのなかで、
「では端の方から自己紹介どうぞ!」
と言われても緊張してなかなか話せないと思います
そんなときのために
保護者同士のアイスブレイクを知っておきましょう!
これは私たち教員が知っておきたい情報も手に入るかもしれません
アイスブレイク① 私は誰?
・事前準備
子供に自分のことを紹介する文章を箇条書きで書いてもらう
その中からいくつかピックアップしてクイズを作る
・当日
参加している保護者の子供だけを抽出する
・クイズ内容
私は誰でしょう!
1 私は人前で話すのが苦手です
2 私のよい所は、朝一人で起きられます。
3 私は放課後にミニバスケットボールクラブで練習をしています
4 お母さんの名前は「なみ」です
保護者の方に
「私です!」と言ってもらいましょう
当たった保護者の方には一言なにか言ってもらうといいかもしれませんね!
当日の保護者の参加数次第ですが
15人くらいなら10分足らずでいけるのではないかと思います
アイスブレイク➁ うちの子のいいところ
・事前準備
保護者用のA4用紙と筆記用具を人数分(筆記用具は事前にお願いしても可)
・内容
紙と筆記用具を配布し、自分の子供の名前と特技もしくは自慢ポイントを右上に書いてもらいます
書いた保護者からその場に立ってもらい、音楽を流します
音楽が流れている間、教室の中を歩いてもらうようお願いします
音楽が止まったら、近くにいる保護者同士でペアを作り、自己紹介をしてもらいます。
はじめまして、~の母です
~の父です
よろしくお願いします
うちの子は~が得意なんです
うちのは~です!
放課後遊んでもらっているみたいで
ありがとうございます!
④自己紹介が終わったら、自分の用紙に相手保護者から聞いた子供の名前と、
その子のいいところや特技を紙に書くようにします。
※次に音楽がなるまでは、少し何かお話をしてもらっておきます。
どちらかをやるだけで保護者同士も
アイスブレイクできるのではないかと思います
まとめ
保護者の方は、新しい先生がどんな先生なのかを期待半分不安半分です
来てよかったと思ってもらえるような学級懇談会にするためにも、
きちんと計画を立てることが大切です
そして、授業と同じで一方的に説明をするのではなく
保護者の方にも何か話をしてもらう、活動をしてもらえるような企画を組み込みましょう。
その際時間は必ず守りましょう!
あらかじめ、どのようなことを話をするのか、
知らせておくのもいいですね!
保護者と保護者
そして、先生と保護者がつながって、
1年間の学級経営のよいきっかけになって
子どもの成長のための情報交換をしあえる関係になるといいですね!
全て子どもたちのために頑張りましょう!
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