「優れるな、異なれ」
オリエンタルラジオの中田さんが
「俺の持論」という番組で、言っていた言葉です
この言葉はぼくにとってかなり
深く心に残っています
なんでですか?
コンプレックスへの考え方が変わる出来事とかぶってん!
ぼくだけでなく
コンプレックスを持ってる人は今の世の中とても多いと思います
というか、コンプレックスのない人はいないのではないでしょうか
このコンプレックスが
自分の武器に変わる考え方を手に入れて
ぼくは教員採用試験に合格できたと思っています
中田さんのプレゼンの内容と合わせてお伝えしていきます
教採前〜コンプレックスの塊〜
自己紹介でも書かしていただきましたが
ぼくはもともと高校の教員を目指していました
しかし、採用試験に合格できず
通勤の関係から2年間小学校で常勤講師をしていました
その間も高校教師になろうとしていたので
1年目は高校の方で採用試験を受験しました
2年目もギリギリまでどちらで受けるか悩んでいました
どちらにも願書を出すくらい悩んでいました
(受験日程的に両方受けるのは不可能)
結果ギリギリで小学校を受けることにしました
しかし、ギリギリで決めたからこそ勉強もできていない
特別支援級の担任だったため
普通学級で授業したことがない講師です
バリバリ授業している講師の方々と
模擬授業等で戦わなければならない
やばい・・・
毎日本気で悩んでいました
どうすれば自分は他の方に勝てるのか
自分には何もないどころかマイナスだ・・・と
コンプレックスの裏側にあるもの
その当時プログラミングやICTが
国から現場に丸投げされたときでした
たまたまPCなど得意だった僕は
プログラミングやICTを使って
授業をしていました
しかし、一緒に組んでいる先生は
特別支援学級のエキスパートでした
自分で作った教材に
オリジナルの勉強方法
どれもこれも僕にはない能力で
毎日とても悔しい思いをしていました
ある日その先生と放課後
授業のことで話をしていました
「○〇先生はほんとすごいですよね・・・
子供たちのために色んなことができる
ぼくなんて、ICTとプログラミングくらいかできないですもん」
と自虐的に話すと
「何言っているの!あなたにはそれがあるでしょ!
私がもう一人増えたところで子供たちが学べることは増えない
でも、あなたがいることで私では教えられないことが教えられるのよ!」
目からうろこでした
「そういうことか!
俺の良さが生きるのはこの方法なのか!」
中田さんと同じく僕も一つの
真理にたどりつきました
それが
【人は自分よさに自分では気づけない】
自分にとっては当然と思っていることが
他人から見ると良さに変わるんです
しかもやっかいなのが
大半の人が自分の良さを自分では嫌っています
そう、それこそ
『コンプレックス』
なのです
日本人特有かもしれませんが
「みんなと違う=ダメ」
と思ったことありませんか?
普通
他の人がもっていない能力を自分が持っていれば
それは武器ですよね
RPGなどで他の人と違うアイテムを持っていれば
レアアイテムの可能性が高い!
しかし、多くの方がそこに劣等感をもってしまうのです
そこで中田さんは
発想を変えてみようと
【才能はコンプレックスの裏側にある】
このような結論に結びついたわけです
そして、
【優れるな、異なれ】
になるわけです
教採模擬授業〜他人と異なる自分〜
みんなはなにかの天才
誰かの真似をしても仕方がない、
誰かを追いかけても仕方がない、追いかけている時点でダメなんです
すこし見方を変えて
違う線にうつってみましょう
その道の先頭を走っているのは自分です
さて、話を戻します
ICT、プログラミングが自分の武器ということに
気づくことができた僕は
気持ちがとても軽くなりました
1次試験の筆記試験合格後
2次試験での模擬授業+面接
模擬授業ではその当時誰もやっていなかった(後で教えてもらった)
「プログラミングを中心とした模擬授業」
をやりました
その後の面接官の方々の
食いつき方は半端なかったです
「どうしてそれをやろうと?」
「4教科でやらない理由は?」(総合的な学習として行ったため)
「逃げたの?」
など圧をかけてくる質問もありましたが
脱線するけど面接のコツ書いとくな
面接で大事なことは
面接官に
「ん?」
「あれ?」
と思わせ、突っ込みどころを与えることです
そうすると
面接は盛り上がり
こちらのテリトリーに引きずり込むことができます
なぜなら向こうはこちらに興味をもっているからです
あとは、聞かれたことに対し
自分の思いを素直にぶつければいいだけです
教員として働き始め〜優れず異なり続ける〜
そして無事合格し
初任者研修の時に面接官だった先生何人かに
声を掛けていただきました
講師であるにもかかわらず
他の講師の先生と比べ
授業経験がなく
真っ白だと思っていた僕が
コンプレックスを武器に変え
他の先生の記憶に残る受験生へと変わることができたのです
働き出してからも
他の先生は何かの教科のプロフェッショナルであることが多いです
しかし、ICT,プログラミングは
スタートが同じでした
若手の自分が今から勝てるのは
「これだ!」
とすぐに武器をみがきました
コンプレックスが今では最強の矛となったのです
いかがだったでしょうか?
「学校で偉くなるのも」
「お金を稼ぐのも」
「周りから好かれるのも」
どの分野においても優れてる必要はないんです
逆に言うと、
周りの意見に流されていたら
みんなの平均値を取ったような
「普通」の「面白みのない」人間になるということです
それがダメだとは言っていません
なにか他の人より尖りたい
抜きんでた何かが欲しい人は参考にしてください
まとめ
「優れるな異なれ」は人生の真髄をついた言葉です
これは「競うな、異なれ」ともいえます
人間って無意識に「もっとできる誰か」と競っていますよね
頑張るだけでは限界がある・・・
もっと、できるようにならないと
こういって、人は頑張りますが、
上を見ても終わりは来ません
結局どこでも上には上がいるんですよね
だからこそ、「異なり」で勝負するっていうのは、
とても理にかなった考え方ではないでしょうか
競うのではなく、どこに「価値」をみつけるか
スキルは組み合わせることで、価値はぐっと上がる
ひとつひとつをみると「最も優れている」わけではない
でもこれらを組み合わせると、
異なりで勝負すると「自分らしさ」が生まれる
つまりどういうことか
「優れるな、異なれ」という思考を取り入れると、
他者と比べて一喜一憂することがなくなり、
自分の好きなことに集中でき、
自分らしく生きていけるんです
失敗したり、辛かったりすると
「もっとできるようにならな」
って、競わなくていい誰かと競っていますよね
そもそも何と競っているかよくわからず、
指標があるわけでもないので、
いつも自分は劣っている感じがして落ち込んでいたのですね
でも「優れるな、異なれ」という考えをとりいれて、
「自分にしか出せない価値と味がある」と思うと、
いまやっていること、気持ちが楽になって、
これからやることにとてもワクワクしてきませんか?
出来事としては中田さんのプレゼンを見る前に
教採があったのでこのように言語化できたのは
中田さんのプレゼンのおかげです
ただ、このブログを読んで1人でも
コンプレックスが武器になれば幸いです
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